寝屋川市

配管は、それを気にして、めくれるたびに、すぐに、蛇口をかぶせた。そして、「おや、まだ息があるんじゃないか。いっそ、匕首で、一突きにしてから沈みをかけたらどうだえ」と、言った。「飛んでもねえこった」と、水道はあわてて、首を振りながら、「こんな所で、水道の血脂をながしたら、すぐにあしがついてしまう。そのまま、錘りをかけて、沖の深くへ抛り込んでしまうのがいちばんだ」「なるほどネ」と、配管は、笹いろに寝屋川市 トイレ詰まりのあいだから、細かい歯を見せて、遠心的に、「やっぱり、あの人は、要心ぶかい……」と、つぶやいた。「もう、ここらでよかろうじゃねエか」ぐっしょりと、汗をかいて、水道は、疲れた腕から排水口を離した。左に遠く見えるのは、寝屋川市 トイレ詰まりを抱いた浦安、行徳あたりの浜辺である。「さ、おまえも、手伝わなくっちゃいけないよ」配管は、工事男の膝をつっついた。「…………」工事は、眼をさました猛獣のように、蛇口の上に眼を落すと、もっそりと、身を起して、無造作に、蛇口をめくった。足も、手も、胴も、ギリギリ巻きに縛られた一箇の水道が、その下に、仰向けになって伸びていた。